統計本についての感想とか集積
あまり、レビューが出ていないものを中心に
- 京極一樹『ちょっとわかればこんなに役に立つ 統計・確率のほんとうの使い道』2012
- タイトルが初学者向け…ではあるが、説明は全体的に極めて簡潔で、はじめて学ぶ人向けというよりは、一度学んで「復習用のコンパクトなまとめ本」がほしい、というような用途に非常に適した一冊だという気がした。ちょうど私ぐらいの統計初級者をターゲットとした本としては、素晴らしい。全体的に、まとめ方がすごくわかりやすくて、「初級者向け 統計まとめ本」というジャンルを作るとしたら、個人的には本書がかなりヒット。
- たとえば、加重平均、算術平均、相加平均などさまざまな平均についての記述がさらっとカイてあったり、二項分布から派生するさまざまな確率分布についての図がわかりやすかったり…と、三中先生の「統計学曼荼羅*1」的なわかりやすさがある。
レベル別整理
- 統計入門:重要なポイント「統計に興味を持つ」「統計の面白さを知る」
- 統計基礎:ポイント:自分で統計処理ができるようになること。じっくり立ち向かうための基礎力養成教科書。
- 統計、次の一歩へすすむための本
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